2012年11月15日

写真展とパフォーマンスat Place M, 新宿、

東京の新宿にあるPlace M で始めてのフィルムを素材にした写真展と映画上映が10月15日から22日まで、さらに1963年以来50年ぶりのフィルム・パフォーマンス「スクリーンプレイ」とイギリスから、日本の実験映画研究者、ジュリアン・ロスを迎えて、彼のスピーチと飯村との議論など、21日に行われた。.jp/sblo_files/takaiimura/image/photo.jpeg" target="_blank">photo.jpeg
寒川 晶子
11月7日
新宿ギャラリーPlace Mにて、飯村隆彦さん個展での特別イベント、盛況に終了しました。
(だいぶ遅いup)
イギリス在住のジュリアン・ロスさんという日本のアート研究者、中でも飯村隆彦さんを専攻されているという方のレクチャー&飯村氏との対談!ジュリアンさんの熱心な研究にはビックリでした。そして飯村さんの海外での評価の高さ、改めて凄みを感じました。

飯村氏の「the pacific ocean」('71)「honey moon」('66)の作品には、「ド」音ピアノの音を使っていただき、その件では、急遽私もトークショーに参加することに。
ピアノの調律を変えてしまうということに対してのプレゼンをさせて頂いたのだけれど、
「とても良いアイデアだと思う!!」と、Place Mの取締役の一人である写真家瀬戸正人さんが心から絶賛して下さっていた。

自分にとったら大事な1音が「ド」の音だけれど、何色でもいいと思う。12色の色鉛筆から選んで、その色の中での色彩が見たい。制約されるけど私は自由を感じる。
といったトークの内容。面白かったとご感想頂きました。


Place Mでの体験が今後の再演を予感する出来事になりました☆感謝!
写真はジュリアンさんと飯村氏。

Butoh(Masseurs).tif
先ずは作家の言葉から。
「今回始めて写真展を開くに当たって、50年にわたる私の個人的な実験映画の歴史のなかから、最初の年に制作された「Ai(Love)」(1962年)と「シネ・ダンス:土方巽の暗黒舞踏」(1965年)を選んだ。それぞれ手法も異なり、Loveは3枚のフレームが縦に連続し、舞踏は一枚の写真。
 前者は「ペーパー・フィルム」(芳賀書店、1970年)として出版され、絶版となったものの原板である。この作品がオノ・ヨーコの音楽とともに、ジョナス・メカスにより賞賛され、私がニューヨークに行くきっかけとなった。
 後者には土方巽の初期の代表作:「あんま」と「バラ色ダンス」が撮影されているが、単なる記録ではなく、私自身が舞台に上がってカメラをもって参加し、舞踏と映像の結合をはかって、私がシネ・ダンスと呼ぶ映像作品であり、なかでも土方巽と大野一雄のゲイダンスが話題となった。
 これらの映像を写真にすることで、私はフィルムでは気ずかなかった個々のフレームを発見した。それらは映画では見えなかったフレームであり、定着した、凍った時間:フリーズ・フレームであった。
これらの写真の現像では、Plexusの大島利治氏に協力いただいた。感謝したい。」
ScreenPlay01.jpg
フィルム・パフォーマンス「スクリーンプレイ」(1963)は恐らく日本では最初の(世界でもこの種のパフォーマンスは1968年のドイツのネケスによる腹面に手術映画を投影しものが最初で、それよりも5年早い)フィルム・パフォーマンスで、先陣を行くものであった。10月15日から22日までの飯村隆彦上映プログラムは次のとうり:

Ai (Love) (1962) b/w, 15min. music: Yoko Ono
飯村のLoveは美しさとオリジナリティと、ありきたりのニセのシュール・レアリズムの 映像ではない映画詩において際立っている。もっとも近い比較はジャック・スミスの「燃え上がる生物」か、スタン・ブラッケイジの「Loving」であろ う。詩的で、肉体の感覚的な冒険であり・・・流れるようで、直載であり、美しい。」ジョナス・メカス (「フィルム・カルチャー」, 1966, ニューヨーク)

シネ・ダンス[映像舞踏]:土方巽暗黒舞踏−あんま−
1963-2001、モノクロ、サイレント、20分(完成版)
舞踏出演:土方巽、大野一雄、大野慶人、笠井叡他
ブトーの創始者、土方巽の60年代初期の代表作で、歴史的な作品:「あんま」。
映画は単にダンス記録である以上に、飯村の造語であるシネ・ダンス−フィルムによるコレオグラフィ−として制作された。土方舞踏に参加して、舞台に上がってカメラをもった「パフォーマンス」を行なった。
土方と大野の二人の舞踏の主要なキャラクターが主演して、土方の兵士や大野の狂女の舞踏など<見せ場>にこと欠かない。特に大野の狂女の舞踏は最初は追放され無視されながらも最後は彼女の踊りを通して<世間>に仲間入りするストーリーがある。映画はこの公演の唯一の「記録」で、土方舞踏と舞踏の基礎についての理解には必見の映画。最初のバージョン(1963)に未使用のフィルムを大幅に追加して、完成版 (2001)とした。

新作:One Second In New York (2010-2012, 制作中)Color, 9min.
Plexus: www.d-plexus.com
ネットでダウンロードして購入できる新しい見方を提案するシリーズ。
ニューヨークのストリートや人々をわずか1秒の中に捉える瞬きのイメージ:
私は映画における時間の探求から、最小限に見ることの可能な映画を例えば、「1秒間24コマ」(1975)などで、実現した。
文字どおり時間的に極限の映画「1 SEC in NY」。これらの作品を見るひとはまばたきする瞬間を惜しまなければならない。なぜなら、その間にあなたは作品を見失うかもしれないから。(T.I)
posted by taka at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース
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